ミネラルとは?
人間に必要な5大栄養素はご存じでしょうか?
炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルですね。
これらの5大栄養素というのは人が生命活動を維持するのに欠かせない栄養素です。
その中でもビタミン、ミネラル、そしてたんぱく質を構成している9種類の必須アミノ酸は体内で生成ができない栄養となっており、食べ物から摂取しなければなりません。
お肌というのは体の一部です。
そしてその体は5大栄養素を必要量とることによって成り立っています。
つまり、どれだけ高級な美容成分でスキンケアを行ったとしてもお肌の元となる体が栄養不足によって支障が生じてしまうとお肌にも影響を及ぼし、美肌など到底手に入れられないのです。
ミネラルの役割
ミネラルの体内での必要量というのはごく微量なのですが、生命活動をする上で欠かせない栄養素です。
ミネラルは体内において臓器や組織における様々な反応を円滑に行うために重要な役割があります。
そしてミネラルはお肌において真皮の中のコラーゲン組織を生成する際や、お肌の新陳代謝をサポートする際に必要となりますので、美しく健やかなお肌を手に入れるためにはミネラルが欠かせません。
ミネラルは鉱物であり野菜や海草類に多く含まれています。
体に必要なミネラルはというとなんと16種類もあります。
必要なミネラルなので「必須ミネラル」といいます。
この必須ミネラルは2種類に分けられます。
一つは「主要ミネラル」です。
もう一つは「微量ミネラル」となっています。
主要ミネラルは聞いたことのあるものが多いと思いますが、
マグネシウム・カルシウム・カリウム・リン・ナトリウム・硫黄・塩素の7種類です。
微量ミネラルは、
銅・マンガン・クロム・鉄・亜鉛・ヨウ素・セレン・モリブデン・コバルトの9種類あります。
これらの中で厚生労働省が発表している「日本人の食事摂取基準(2015年版)」において下記の13種類のミネラルに摂取基準が定められています。
主要ミネラルでは、ナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウム・リンの5種類
微量ミネラルでは、銅・マンガン・鉄・亜鉛・ヨウ素・セレン・クロム・モリブデンの8種類
この中にミネラルの珪素は含まれていませんが、
実は近年ではケイ素の働きが注目を浴びていて、様々な業界が研究をしています。
ケイ素は体のあらゆる箇所で使われるミネラルですが、特に髪や皮膚、臓器、骨の生成などに関係しているといわれ、ケイ素不足は美容面において良くないとされています。
上記のような様々なミネラルを食事によってバランス良く摂取することで健やかなお肌作りにも役立ちます。
ですが、昔に比べると土壌の栄養自体が減っていたりして同じ野菜や海草類であったとしても含有ミネラル量が減っているとも言われていますので、サプリメントなども利用して積極的に摂取することが大切です。