完全母乳はホントに正しい?
世の中の傾向的には完全母乳の風潮があります。
でも完全母乳での育児ってほんとに正しいのでしょうか?
母乳で育てるということ自体はとっても良いことだと思います。
母乳を飲むことで赤ちゃんの免疫がついたり、
バランスの良い栄養を摂ることもできるからです。
なら完全母乳でいいのでは?
と言いたいところですが、
母乳の出る量は個人差があります。
そりゃそうです。
人間なんですから、違いがあって当然です。
たくさん母乳がでるママさんもいれば、母乳があまり出ないママさんもいます。
また、母乳自体の質はママさんの食事や健康状態に左右されます。
ジャンクフードばかりで偏食がちなママさんの母乳と
バランスの良い食事を心掛けているママさんの母乳とでは当然違います。
というのも、母乳というのは元々血液からできているからです。
血液をベースに作られる母乳は血液の影響をまともにうけます。
血液というのは食事などで摂った栄養が含まれていて、それが体の中の必要とされる箇所に血管と通じて運ばれていきます。
食事によって髪やお肌、爪、骨などに影響が出るのはテレビや雑誌などでもよく言われていることなので、知っている方も多いと思います。
ということは、その血液から作られる母乳もママの食事の影響を受けるというのはごくごく自然なことだと思います。
赤ちゃんによっては母乳によって湿疹が出る場合もあります。
新生児の謎の湿疹が治らず、色々とスキンケアを替えてみても良くならなかったのが、母乳から粉ミルクに替えたらウソみたいに湿疹が治ったという話もあります。
そして、何より、赤ちゃんが産まれてすぐは母乳があまり出ない。
出ているようでも含まれている栄養が不足していることが多いのです。
上手に母乳とミルクを併用してみるのもオススメ
完全母乳を推進しているのは産院側だと思いますが、
無理に母乳だけで育てようとする必要はないと思います。
理由は先ほどの母乳の出る量の個人差や母乳の質などがあります。
出産直後はミルクで十分に栄養を与えてあげることも必要だと思います。
もちろん母乳がたくさん出る場合は母乳だけで育てるのも良いと思いますが、
母乳があまり出ない場合はミルクと併用で、全く問題ないと思います。
完全母乳を推進するがために、
母乳の出が悪いことに悩むママさんもいらっしゃいます。
ミルクをうまく併用することは、ママさんの精神面でも赤ちゃんの健康面にも良いと思います。