暖め過ぎるとなぜいけないのか?
赤ちゃんでも特に生まれてまもない新生児の場合、
まさに自分では何もできない状態です。
何をするにもママやパパの助けが必要な時期です。
愛するちっちゃな赤ちゃんが風邪を引いたら大変!
と寒い冬場はついつい暖かくし過ぎになってしまいます。
毛布で包んで布団をかぶせ、さらには帽子まで被せたり、靴下を履かせたりと、寒さ対策をばっちりにしたつもりが、かえって赤ちゃんを危険な状態にしてしまう恐れがあります。
熱の逃げ場がなくなってしまう
新生児だからというわけでなく、
大人の私たちでも、暖房がガンガンと効いている室内でニット帽を被り、ヒートテックに部屋着を着て、靴下をはき、毛布を体に巻いて、布団に入り、マスクをしているとどうなりますでしょうか?
どんどんと体が温まってきて、暑く感じ、でも肌が露出されている箇所がほとんどないから熱の逃げ場がなくなり、暑さで頭がボーっとしてくると思います。
まさに熱中症みたいな状態になっちゃうわけです。
みたいなではなく、熱中症ですね。
大人なら、暑いなーっと言って帽子をとったり、マスクをはずしたり、布団をめくったりして体温調節できますし、そもそもの体温調節機能自体が赤ちゃんよりは優れています。
わざわざ暑さで意識が朦朧としてきたのに我慢し続ける大人はいないでしょう。
ですが、赤ちゃんの場合は暖かい部屋で厚着をしちゃうと熱がこもってサウナみたいな状態になってしまい、自分では服を脱いだりなどの調節ができずにぐったりとしてしまいます。
ぐったりとするだけでなく、赤ちゃんにとっては生命の危険すらあります。
かといって、寒いのももちろんいけません。
でも、暑過ぎるのも赤ちゃんにとってはよくありませんので、
エアコンの温度や睡眠時の赤ちゃんの服装、布団の掛け過ぎなどには注意してあげましょう。
毛布で赤ちゃんの体をまるまる包み込むのは熱が逃げにくく、こもりやすいので毛布を使う際には上からかけてあげるだけにしましょう。
赤ちゃんが暑がっているかどうかの判断は汗のかき具合で判断できます。
仰向けになっている場合は背中に手を入れてみて肌着などがぐっしょりと湿っているようなら暑すぎるかもしれませんので、布団や衣類の調節をしてあげてください。
もちろん、汗でびしょびしょのまま放っておくと風邪を引きやすくなるので衣類を替えてあげることも必要です。
基本的にエアコンはいじらず、一定にしている方が衣類などで調節しやすくなります。
温度設定は高くしないように気をつけましょう。