便秘とお肌の関係
毎日快便であれば気持ちよく生活を送れますが、
快便の方ばかりではありません。
便秘に悩まれている方は非常に多く、特に女性、そして赤ちゃんにも見られます。
美容業界においては、
体の表面の皮膚は体の中と口などを通じてつながっており、
皮膚を外側の内臓と表現する方もいらっしゃいます。
お肌というと体の表面のことなので、
体内環境と結びつけにくいのかもしれませんが、
生命活動というものを考えてみればわかりやすいと思います。
内臓もお肌も表裏一体の関係だと考えるべきです。
つまり、便秘はお肌の健康にとっても良くないということです。
美容や健康は生命活動とシンプルに関係している
人が生きているのは、
毎日の食事によって取り入れた食べ物が胃と腸で体内に吸収されやすい状態にされ、
腸から栄養が摂り入れられ、血液によって体内の必要箇所に栄養が運ばれ、それによって、
体を動かすエネルギーになったり、皮膚を作るために使われたり、髪の毛が作られたりといったことが可能になります。
美容や健康の基本はこの食べる・分解される・吸収される・体内での生成活動などに使われるといったサイクルをスムーズに滞ることなく循環させることです。
便秘というのはこのサイクルにおいての
腸での分解と吸収に悪影響を与えることとなります。
便秘の状態というのは腸内に便が溜まっているわけですが、
便は体にとっては不要なものであり、腐敗したりして腸内環境を悪化させる原因となります。
腸内環境が悪化すると腸の働きが悪くなり、吸収力が落ち、分解力も落ちます。
そうなると必要な栄養が不足してしまい、
お肌の生成に必要な栄養が不足して十分な状態のお肌が作られないなんてことになりかねません。
当然、お肌がカサカサ乾燥したり、バリア機能が弱って刺激に敏感になったりもします。
このことは年齢関係なしです。
つまり、赤ちゃんだろうと大人であろうと、お年寄りであろうと
関係なく生命活動サイクルの循環がスムーズでなければ、お肌に影響を与えてしまうのです。
便秘の原因はストレスや運動不足、食物繊維の不足、水分の不足など色々考えられます。
赤ちゃんの場合もミルクや運動不足などによって便秘となりやすくなります。
もしも赤ちゃんのお肌の状態が良くないと感じていて、
便秘傾向がある場合は、便秘の解消がお肌の状態の改善につながるかもしれません。
ベビーソープやベビーローションなどの化粧品選びだけがスキンケアではありません。
便秘解消もベビースキンケアの一環だと思って赤ちゃんの便秘対策をしっかりとしてあげましょう。
「の」の字マッサージや水分補給などが便秘解消に役立ちます。
離乳食後であれば、食物繊維をたくさん摂るようにするのも良いですね。
