赤ちゃんの肌トラブルで多い乳児湿疹
赤ちゃんのお肌のトラブルとして乳児湿疹というものがあります。
乳児湿疹は赤ちゃんのお肌にできるあらゆる湿疹のことを指します。
乳児にできる湿疹だから乳児湿疹です。そのままですね。
生後3ヶ月くらいまでの皮脂分泌などが盛んな時期にできる湿疹は脂漏性湿疹と呼ばれたりします。ニキビもこの時期に多くなります。
3ヶ月以降はお肌が乾燥しやすくなり乾燥によるカサカサな湿疹等が増えてきます。
乳児湿疹とアトピー性皮膚炎は分けて考えられることがほとんどです。
通常の乳児湿疹は原因があってその原因を解消してあげると改善することがほとんどですが、
アトピー性皮膚炎は「奇妙な」という意味のatopiaというギリシャ語が由来とされているだけあって、原因が特定できず、なかなか改善しずらいという違いがあります。
乳児湿疹はアトピー性皮膚炎との判断が難しいことがあり、アトピーかと思って病院に連れて行ったら乳児湿疹だったなんてこともよくあります。
乳児湿疹ができた場合には、とにかくお肌に優しい成分で作られたベビーソープで洗ってあげましょう。ゴシゴシ洗いは禁物です。
その理由は多くの場合、湿疹の原因は肌への刺激だからです。
繊細でデリケートなベビちゃんの肌はちょっとした刺激でも状態が悪化したり、バリア機能が弱って乾燥が悪化したりしてしまいます。だからこそ「お肌に優しい」がポイントです。
乳児湿疹のご家庭でのケア方法
乳児湿疹には汗疹やニキビや脂漏性湿疹など色んな症状がありますが、共通したケアとしては「お肌をキレイにしてあげる」ことと、「お肌を保湿し乾燥から守る」ことが基本となります。
泡タイプのベビーソープなどを使ってしっかりと泡立った状態で優しく洗ってあげて下さい。
特に3ヶ月以降の赤ちゃんのお肌は乾燥しやすいのでベビーソープで洗って清潔にしてあげた後はお肌が乾燥しないように保湿ケアを行ってあげるのもおすすめです。
保湿力の高いベビーソープを用いて乾燥が防げているようであればいいのですが、ベビーソープだけではお肌が乾燥してしまう場合はベビーローションやベビーオイルなどで保湿をしてあげてください。
赤ちゃんのお肌はデリケート肌なのでちょっとしたお肌への負担などが乳児湿疹につながることもあります。
だからといって過剰に神経質になるのではなく、とにかくお肌に優しいベビースキンケアとお肌を清潔に保つこと、お肌の保湿に専念してあげることがおすすめです。
何をしても乳児湿疹がなくならない!とノイローゼのようにならないよう、気持ちに余裕をもってできる範囲で必要なケアをしてあげてください。